#18【お悩み解決】ひとりで寝つき、夜中に泣かずにすむようになるには~具体的なセルフねんねのトレーニング手順~

皆さんは、こんなお悩みありませんか?


● おっぱいでしか寝てくれない。

● 抱っこでしか寝てくれない。

● 寝かしつけに何時間もかかる。

● 夜中、1~2時間おきに(もしくはそれより短い間隔で)何度も起きる。

● 夜間授乳後、寝ない。覚醒する。


これらの問題は全て、

① 赤ちゃんに規則正しい生活リズムを覚えさせる

② ひとりで寝つくこと(=セルフねんね)を覚えさせる

以上、2つのことで解消できます。


今日は②について、うちの長男もやったセルフねんねトレーニングをご紹介したいと思います。(①については別記事=「#17 赤ちゃんの生活リズムの整え方」を参照ください!)

実は我が家の長男も、昼も夜も生後3ヵ月頃まで、抱っこでしか寝られない赤ちゃんでした。(参考記:#1 私のねんトレ失敗談)

私が彼に「ねんね=抱っこでゆらゆら」という間違った「ねんねサイン」を刷り込んでしまったからです。(赤ちゃんは生後6週頃から物事を関連付けて学び始めると言われています。“Aが起こった→Bという結果になった”という事象が何回か繰り返されると、それがすぐに習慣になってしまいます。)


私が長男のセルフねんねトレーニングを実施したのは、生後3~4ヵ月頃だったかと思います。


「抱っこでゆらゆら」に疲弊し、藁をもすがる思いで☟の本を読み、赤ちゃんがひとりで寝つくねんねトレーニングを実行しました。



今日はまず、こちらの本で紹介されている具体的なセルフねんねトレーニングの手順について、本書から該当部分を引用し紹介します。また、このセルフねんねトレーニングを実施するにあたっては、いくつか注意しなければならないことがありますので、そちらについてもあわせてご紹介したいと思います。


ー目次ー

1.すやすやネンネ・トレーニング計画手順

2.トレーニングを行う際の注意点・ポイント

 ① 月齢6ヵ月を超えていて健康であること!

 ② 親が現状を苦にしていて「変えなくてはならない」と確信していること!

 ③ 親子の信頼関係が健全であること!

 ④ 日中の生活リズムが確立していること!

 ⑤ 寝室環境が整っていること!

 ⑥ 一貫して行うこと。時計を必ず見ながらやること。記録をとること!

 ⑦ 1ヵ月ほど大きなイベントがない時期に行う

 ⑧ 旦那さん・同居人の理解は必要。かも・・・!?

3.実際にやってみて

4.ねんねトレーニングをすることで赤ちゃんのトラウマにならないか

5.最後に


1.すやすやネンネ・トレーニング計画の手順 


以下、引用です。

① まず、食事と睡眠の時間帯を決めます。そして、あなたは規則的に、あらかじめ決めた時間に必ず子どもをベッドに入れるのです。規則正しい時間に就寝するということは、寝つきをよくする大事な要素です。 


② これまで子どもが眠る前に、あなたがやっていた「手助け」は、これからはいっさいやめます。だっこ、おっぱい、哺乳びんなど、赤ちゃんがこれまで寝る前に必要としていたものは、これからははっきりと「ネンネ」という行為と区別し、遅くとも就寝の三十分前までに与えるようにしてください。


 ③ 就寝前の数分間、和やかなひとときを子どもと一緒に過ごしてください。そして、目が覚めているうちに、子どもをベッドに入れ、おやすみなさいの挨拶をして、子ども部屋を出るようにしてください。


赤ちゃんにとっては、ひとりで目が覚めたままベッドに寝ているのは初めてのことでしょう。たぶん、泣きはじめるでしょう。泣けば、これまで慣れていたネンネの環境をあなたが整えてくれると思っているからです。
でも、それをしてはいけません。あなたは、あらかじめ決めたタイムプランに従って、まずは数分間待ってから子どものもとへ戻ります。


我々の経験では、たいていの親は三分間なら子どもを泣かせていても耐えられるようです。ですから、私たちのプランは三分間からスタートします。


時計を見ながら行動してください。勘を頼りにすると、最初の数分間が非常に長く感じられるでしょうから。その間、子ども部屋のドアを閉じていてもかまいません。 


④ 三分間経っても子どもがまだ泣いているようなら、あなたは子ども部屋に戻り、一、二分間は子どものそばにいます。静かなしっかりとした声で子どもに話しかけ、なぐさめ、なでてあげてもいいでしょう。ベッドの中で立っているようなら、また横になるようにすすめます。だっこをしたり、おしゃぶりや哺乳びんをあげてはいけません。そして、子どもが寝てしまうまであなたが部屋にいるのもだめです


ここで練習するのは、「ひとりでネンネしてもこわいことはないから大丈夫。お母さん(お父さん)はここにいるよ。ひとりでネンネするのをおぼえてね」ということです。
多くの親はこうやって思いを口にして赤ちゃんに語りかけると、心理的にラクになります。赤ちゃんは、親のしっかりした静かな声を聞いて、親の決意の固いこと、親の愛情と温かさなどを感じ取るでしょう。言葉の意味が分からなくても、親の気持ちは伝わります。


子どもによっては、親がそばに寄ると、かえって興奮して怒りはじめることがあります。そんなときには、とくに長いあいだ子どものそばにいる必要はありません。子どもが怒っていればいるほど、親が子どものそばにいる時間を短縮することを原則にしてください。でも、放置しているわけではないことを知らせるために、何度でも部屋に入ってかまいません。


 ⑤ 子どもが落ち着きを取り戻そうが、泣きつづけようが、遅くとも二分後にはあなたは部屋を出て、また時計を見てください。今度は、外で待っている時間を少し延ばし(われわれの例では五分間)、所定の時間が過ぎたらまた子どものそばに行って、全て大丈夫であることを伝えてあげてください。また、先ほど説明した通りに行動します。そして、一、二分したらまた部屋を出て、決められた時間を外で待ちます。待ち時間は七分間まで延ばします。


 ⑥ それでも子どもが寝ないようだったら、今度は七分おきに子どものそばへ行き、親がそばにいることを示してやってください。そして、子どもがひとりで寝つくまで、これを繰り返してください。夕方も、昼寝も、夜中に目が覚めたときにも、初日は三分間でスタートして、最大七分間隔で子どものそばに行くようにしてください。


 ⑦ 二日めには、五分間の待ち時間でスタートし、九分間まで延ばしたら、九分間隔で子ども部屋に入るようにしてください。  二日めは子どもがひとりで寝つくまで九分間隔で様子を見にいくことを繰り返します。三日めには七分間でスタートし、十分間隔まで延ばしていってください。ここまできたら、間隔を十分間以上に延ばさないように気をつけましょう。


子どものそばに行くのは、子どもが本当に泣いているときだけにします。ちょっと泣き声をあげたり、駄々をこねたりしているだけなら、そのうち自分一人で落ち着きを取り戻す可能性が非常に高いのです。本格的にわあわあ泣き出すまで様子を見た方がよいでしょう。


※健康なお子さんに対するトレーニングです。また、泣いてベッドなどから落ちたりしないように十分気をつけてください。


このやり方をすると、子どもは「泣いてもあんまり意味ないや」と思うようになります。


泣いても、自分が期待したような手助けはしてもらえず、お父さんとお母さんが短時間自分のところにきてなぐさめてくれるだけだからです。いつも規則的に、適切な時間にベッドに入れられているかぎりは、同時にとても眠くなるはずです。


そのため、非常に早い段階で気づくのです。「頑張って泣いてみても、大したことないや。ちょっとなぐさめてもらうだけなら、がんばってもつまらない。寝たほうがよっぽどいい」と。子どもは慣れた環境を整えてほしいと思って泣くわけですが、長時間続くといずれ眠けには勝てなくなります。


待ち時間をしだいに長くしていくことには、「泣く時間を延ばしたところで、結果は同じなんだ。お父さんのお母さんも自分が長いこと泣いたからって、思いどおりにはならない」ということを学ぶ効果があります。同時に、もうひとつ重要なことをおぼえます。最後にひとりで寝つくたびに、子どもは最終目標に少しずつ近づくのです。ひとりでベッドで寝つくという感覚に慣れていくのです。しだいに、ひとりで寝るのを普通のこととして受け入れるようになります。


数日もすれば、それまで手助けを必要とした寝つき方から、ひとりで寝つくことへと切り替わっていきます。もちろん子どもは今夜も夜中に目を覚ますでしょう。でも、「ひとりでベッドの中にいる」ということが「普通」で「大丈夫」だと判断するようになるので、アラームが鳴りっぱなしの状態にはならずにすみ、親の力を借りなくても、またひとりで寝つくことができるようになるのです。


最初の二日間は、親子にとって「とても大変になる」という覚悟が必要です。子どもによっては、生まれて初めてひとりでベッドで寝つくことになるのです。その事実にどれだけのエネルギーを投入して抵抗するかは、赤ちゃんの性質やこれまでの経験によります。ですから、わたしたちのトレーニング計画に対する反応は、子どもによってさまざまです。


子どもによっては、十五分間以上泣きつづけることなど一度もなく、二~三日ですっかり夜泣きが止まり、新しい習慣を身につけます。また、最初の日には一~二時間あるいはそれ以上泣いてからやっと寝つくので、その間にお父さんやお母さんが十回以上もなぐさめるためにそばにより、「そばにいるから大丈夫だよ」といってあげなくてはならない子どももいます。


でも、この計画に従って三日間徹底してがんばれば、大半のケースで状況が大幅に改善するか、問題が解決するでしょう。


子どもは幸い、おとなよりも新しい習慣を身につけるのに時間がかかりません。一週間以上かかるのは珍しいことです。二週間以上かかるのはとても例外的なケースです。ほとんどの子どもは二週間後には、ひとりで寝つき夜泣きもしなくなります。”

~『赤ちゃんがすやすやネンネする魔法の習慣』93~100ページより~


※参考※

トレーニング計画について文章だとわかりにくいと思うので、簡単にまとめます。

【初日】

1回目:3分、2回目:5分、3回目:7分、4回目:7分 ・・・・

【2日目】

1回目:5分、2回目:7分、3回目:9分、4回目:9分・・・・

【3日目】

1回目:7分、2回目:9分、3回目:10分、4回目:10分・・・・

【4日目以降】

1回目:10分、2回目:10分、3回目:10分、4回目:10分・・・・



2.トレーニングを行う際の注意点・ポイント


注意点・ポイントは以下の8点です。

ちょっと多くてすみません・・・汗


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【注意点・ポイント】

① 月齢6ヵ月を超えていて健康であること!

② 親が現状を苦にしていて「変えなくてはならない」と確信していること!

③ 親子の信頼関係が健全であること!

④ 日中の生活リズムが確立していること!

⑤ 寝室環境が整っていること!

⑥ 一貫して行うこと。時計を必ず見ながらやること。記録をとること!

⑦ 1ヵ月ほど大きなイベントがない時期に行う

⑧ 旦那さん・同居人の理解は必要。かも・・・!?

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一つ一つ解説します。


① 月齢6ヵ月を超えていて健康であること!


本書では「月齢6ヵ月以上」と記されていますが、私は長男が月齢3~4ヵ月の頃にこのトレーニングを実施しました!(笑) 何故って我慢の限界だったからです!「月齢6ヵ月!?あと2ヵ月以上もこんな日々が続くの!?そんなの無理!!!!」ってな感じでした(´▽`;) '`'`


月齢3~4ヵ月の長男にこのトレーニングを実施し、3日目くらいでなぐさめに行かなくてもひとりで寝つくようになりました!

また、健康状態には十分留意する必要があります。体調が悪い時はトレーニングの効果は得られないと考えて良いと思います。赤ちゃんの体調には十分注意しましょう。


② 親が現状を苦にしていて「変えなくてはならない」と確信していること!


これは、セルフねんねトレーニングをやるにあたって絶対不可欠な要素です!!中途半端な気持ち…「ちょっとやってみよう」みたいな軽いノリでやってはいけません。なぜなら、子どもは絶対泣くからです。その泣き声に耐えなければいけません。


一番やってはダメなのは、赤ちゃんの泣きに負けて「ごめんねごめんねママが悪かった」と言って、やすやすと普段の寝かしつけ方に戻ることです。こうなると子どもは「今までより激しく長く泣くと、ママは来てくれるんだ」と学習します。


ねんトレで子どもが泣くことに対して勘違いをしていただきたくないのは、「子どもを泣かせているわけではない」ということです。よく「泣かせるネントレ」という言葉を目にしますが、私から言わせていただくと、「泣かせる」も「泣かせない」もないのです。


子どもは新しいことにチャレンジするとき、多かれ少なかれ抵抗します。それは大人だって同じことです。今まで慣れ親しんできた習慣を変えるというのは、それだけ大変な労力が要るということなのです。


大人は感情を言葉にして表せます。が、赤ちゃんは泣くことしかできません。決して、「泣かせることを目的にねんトレをしている」わけではなく、「ひとりで寝つくことを覚えてもらうためにねんトレをした結果、泣いている」だけなのです!(わかります!?この違い(;´∀`))


しかも、ねんトレしない方が泣きますからね!?だって実際、夜中1~2時間ごとに泣くわけじゃないですか(;^ω^) 

3日間集中してねんトレして、トレーニング途中はわんわん泣いちゃったけど、その後11時間ぐらい連続して夜中毎日泣かずに眠れるんだったら、ねんトレした方が泣いてる時間としては少ないですよね!?だから泣かれても全然怖くないですよ!「親として成長の機会を与えてるんだ」と思って、どっしり構えてやりましょう!!


③ 親子の信頼関係が健全であること!


これも非常に大事な要素だと思います。

赤ちゃんが夜、寝てくれない為に赤ちゃんのことを「かわいくない」「受け入れられない」など、ネガティブな感情を抱いていませんか・・・!?赤ちゃんはそれらを敏感に感じとっていると思います。その上でベッドの中でひとりにされるのですから、とても孤独を感じ、普通より激しく泣くかもしれません…。


赤ちゃんが寝てくれなくて辛い思いは私も経験があるので、とてもよくわかります。「なんで寝てくれないの!?」と思うかもしれません。が、ここはいったん、寝つけない・なかなか眠れない我が子を受け入れ、「必ずママがぐっすり眠れるように導いてあげるからね。大丈夫だよ。」と、懐の深い愛で包んであげてください。親の精神状態は必ず子どもに伝わります。どっしり構える、これに尽きます。


④ 日中の生活リズムが確立していること!


ひとりで寝つくためには、日中の生活リズムが確立していることがマストです。

赤ちゃんの生活リズムは自然には整いません。大人が導いてあげる必要があります。


朝の起床、朝寝・昼寝・夕寝から起きる時間、授乳の時間、離乳食の時間、お風呂の時間、寝かしつけを始める時間、……毎日同じ時間であるべきです。これがあって、初めて体内時計が整えられ、赤ちゃんは夜に眠れるようになります。


もちろん成長とともに、昼寝の回数も減り、授乳間隔があいたり、離乳食の回数が増えたり、と変化はあります。そのたびに、一日のスケジュールを見直し、習慣にしていくことが大事です。

赤ちゃんとの生活において、「規則正しく生活すること」は何よりも大事です。たまのお出掛けや旅行などで乱れることがあるかもしれませんが、毎日このリズムを繰り返していれば、赤ちゃんはすぐにまた元の生活リズムに戻れるでしょう。詳しくはこちらの記事を参考にしてください☞#17 赤ちゃんの生活リズムってどうやって整えるの?

⑤ 寝室環境が整っていること!


このトレーニングにはベビーベッドが適していると思われます。ずり這いやハイハイなどで移動できるようになった赤ちゃんであれば、トレーニング中、寝室に一人になったときに十中八九ドアの所まで行きます。


安全に配慮されたベビーベッドであれば、そんな赤ちゃんでもベッドの中で安全にトレーニングを行うことができます。


そして、これは私の見解ですが、赤ちゃんに「ベビーベッド=寝る場所」と教え込むことが必要だと思います。「ベッド」という閉ざされた空間は「寝る場所」と「遊ぶ場所」をわけるのにちょうど良いと思います。

しかし日本の住宅事情ではベビーベッドを設置するのが難しく、布団で寝かせるということもあるかと思います。


その場合は、赤ちゃんの布団の周りにゲートを設置するなどして、赤ちゃんが部屋中を這いまわることが無いよう、十分対策をした方が良いでしょう。

また、万が一の事故を防ぐため、寝室にはベビーモニターを取り付けることをオススメします!ベビーモニターがあればトレーニング中もトレーニング後も、赤ちゃんをしっかり見守ることができ安心です!


☟我が家ではこちらを使っています!

寝室環境に関してはこちらの記事を参考にしてください☞#16 赤ちゃんがすやすや眠るねんねの環境

⑥ 一貫して行うこと。時計を必ず見ながらやること。記録をとること!


私の経験上、このトレーニングは超システマティック、かつ超事務的に行うのが良いと思います。


先ほど、子どもに泣かれることについて言及しましたが、やはりどんな親でも子どもに泣かれるのは嫌だと思います。泣かれている間は居ても立っても居られなくなると思います。


そんなときは時計だけが頼りです。子どもを寝かせている寝室の外にいるときは必ず、時計、もしくはストップウオッチを使ってください。そして子どもがどんなに抵抗しようが、トレーニング計画で決められた分数に忠実に従うことです。「超システマティック、かつ事務的に」をモットーにしてください(笑)。そうすることで幾分か気持ちがラクになります。子どものそばにいってあげたときは事務的に対応するのではなく、優しく対応しますが、1~2分経ったら、どんなに後ろ髪を引かれても、また「おやすみ」とキスをして、ベッドに寝かせてください。

そして記録をとることで、泣かれている間、慌てふためくことを避けられると思います。特に所定の記録用紙などはこの本にはついてはいませんでしたが、私はこんな風に記録をとりました。


ねんトレ記録

【初日】〇月〇日

1回目:3分 →ギャン泣き

2回目:5分 →ギャン泣き

3回目:10分 →ギャン泣き

4回目:10分 →5分経ったところで寝た!!


【2日め】〇月〇日 

1回目:5分 →昨日より泣いてないかも

2回目:7分 →泣いてるけどもうちょっとで入眠しそう

3回目:9分 →3分経ったところで泣き止んだ!しばらくして寝た!

4回目:9分 →✖


・・・みたいな感じで書いてました。何かの実験をしているような気分でした(´▽`;) '`'`


「実験なんて、なんて不謹慎!」と思われるかもしれませんが、それでいいと思ってます。なんでもトライ&エラーの繰り返しですから・・・。泣いていることにいちいち感情移入しないことです。時計を見ること、記録を取ることは、トレーニング中の親の態度を毅然としたものにさせてくれます。


⑦ 1ヵ月ほど大きなイベントがない時期に行う


たとえば帰省や旅行、引っ越し、朝から夕方まで外出しなければならない予定などがあると、赤ちゃんのリズムは簡単に崩れてしまいます。せっかく習得しようとしているのに、またゼロからやり直し・・・ということにもなりかねませんし、赤ちゃんを混乱させてしまいます。セルフねんねトレーニングを始めるのは1ヵ月ほど大きなイベントがない時期に実施する必要があります。


⑧ 旦那さん・同居人の理解は必要。かも!?


これは旦那さんや同居しているご家族のタイプにもよると思いますが・・・。


たとえば「子どもの風呂は俺がいれる!!」と言い張る旦那さんや、21時や22時に帰ってきて、子どもの寝顔見たさに寝室にずかずか入って行く旦那さん・・・。


あるいは、泣いていたら必ずかまうように言ってくる旦那さん(いるのかな?)など、とにかく夜の寝かしつけ前のルーティーン~寝かしつけ終了後までにやたら絡んでくる旦那さん、もしくは同居しているご家族がいる場合には、事前にしっかり実施する内容についてコンセンサスをとっておく必要があると思います。

そうでないと、赤ちゃんにとっては一貫性が無いものになってしまいますし、はっきり言って眠ろうとしている赤ちゃんからすると「邪魔」ですね!?(言いすぎでしょうか・・・!?(;´Д`))

赤ちゃんがトレーニングに集中できるよう、事前に予想される事態は未然に防いでおきましょう(笑)

3.実際にやってみて・・・


既述の通り、私は長男が3~4ヵ月の頃にこのトレーニングを実施しました。


実際にやってみてのレビューですが、

① 思ったより早くセルフねんねを習得できた。

② ポイントを押さえれば、多少のアレンジはOKかも!?

③ 泣かれることについて、最初はハラハラしていたが、次第に慣れたし、かなり冷静に対応できた。

というところでしょうか。


① 思ったより早くセルフねんねを習得できた。


毎日毎日同じスケジュールで生活していたので、自然と就寝時刻(当時の就寝時刻は目標19時でした)には眠くなっていたんだと思います。こうなれば、セルフねんねトレーニングの始めどき!!


赤ちゃんは賢いので、ここまで覚えることができたら、セルフねんねなんかすぐ覚えられると思います!うちの長男が覚えられたので間違いなしです!(笑)

「もうねんトレをやっていいかな!」と思ったのは、就寝前のミルクを飲んだ後、うとうとしていて、ちょっと目が開いていたけど、ベッドに寝かせたらそのままスヤァ・・・( ˘ω˘)と寝たのがきっかけでした!要は「就寝時刻にもう眠くなっている」=「生活リズムが整っている」&「寝かしつけのルーティーンを覚えている」というサインだと理解したからです


② ポイントを押さえれば、多少のアレンジはOKかも!?


本書では「だっこ、おっぱい、哺乳びんなど、赤ちゃんがこれまで寝る前に必要としていたものは、これからははっきりと「ネンネ」という行為と区別し、遅くとも就寝の三十分前までに与えるようにしてください」と紹介されていますが、我が家の場合は「お風呂→着替え→薄暗い寝室でミルク→就寝」というのが寝る前のルーティーンでしたので、ミルクは30分前どころか寝る直前に与えていました。

要はミルクで寝落ちしなければいいんだろ!?ってな感じで、ミルクが終わった後、少し起こした状態でベッドに寝かすようにしていました。


また、寝室の外で所定の時間待機して、まだ泣き止まない場合になぐさめに行くとき、「だっこしてはいけません」と紹介されていますが、私はだっこしていました(笑)声をかけるだけでは落ち着かなかったからです(笑)それでもトレーニングは3日ほどで成功したので、ポイントだけしっかり押さえれば、多少のアレンジはOK!?かと思います。


③ 泣かれることについて、最初はハラハラしていたが、次第に慣れたし、かなり冷静に対応できた。


ベビーモニターと時計のおかげでしょうか。あとは私自身の「何としてでもひとりで寝てもらいたい」という気持ちもあったと思います。「絶対寝ろ・・・!!」という強い思いでいると、意外と泣かれても平気です(笑)


長男が3歳になって今思うことは「泣かさずに子育てをすることなんて無理」ということです。2歳や3歳になったら、子どもなんて自分の意思に反することが起きると簡単に泣くものです。しかも地響きがするような声で大泣きます。泣くだけでおさまらない時は、その場にひれ伏したり、ひっくり返ったり、壁や物に頭をわざとぶつけたりするわけです(笑)赤ちゃんが泣くのなんて知れてます(笑)


ひとりで寝つくことを教えることは、離乳食を食べることを教えることと同じです。泣かれても大したことではありません。

(集合住宅でお隣さんや近所に迷惑がかかるかも!?と思われることに関しても同じで、今後何年も夜泣きが続くより、トレーニング中の3日や4日、夜19時前後に数回泣かれる方が、お隣さんやご近所さんにとっても良いのではないか、と思います。あくまで個人的な意見ですが…)



4.ねんねトレーニングをすることで赤ちゃんのトラウマにならないか


赤ちゃんが泣くことについては、ねんトレだけでなく、しつけ全般にかかわることなので、「ねんトレで一定期間泣いた→トラウマになる」わけではありません。


私が参考にしているねんトレの図書『ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド (講談社の実用BOOK)』(愛波文 著)にもこう紹介されています。


“米国の報告ではありますが、7ヵ月で寝つきに問題があり、いわゆるねんねトレーニングを受けた362人の乳児のその後を5年間追跡したところ、トラウマを含め、精神的・心理的な悪影響は認められなかったと報告されています。子どもの眠りの重要さを考えても、一時的に子どもが泣き叫ぶなどのデメリットより、親子の良質な睡眠とママの精神の安定(産後うつの発症低下等)のメリットのほうがはるかに大きいと言えます。”


5.最後に


いかがでしたでしょうか。

今回は、セルフねんねトレーニングの方法と注意点・ポイントを私個人の見解と体験談を踏まえてお伝えさせていただきました。


子どもの寝かしつけに苦労していたり、夜中に頻繁に起きるなどで、子どもの睡眠問題に悩んでいる方は、セルフねんねトレーニングを検討してみても良いかもしれません。

この内容が少しでも、読んでくださった方の参考になれば幸いです。

※この記事を参考にしてトレーニングを実施される場合は、個人の責任の範囲において行うようにしてください。万が一、何か不都合が生じたとしても、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承くださいませ。


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我が家のねんトレ挑戦記

2016年2月長男、2018年9月次男誕生。寝かしつけが世界一嫌い。夜の時間は大人のもの。ジーナ式、トレイシー式、安眠ガイド、ぐっすり本、魔法の習慣…などなど、ねんトレ関係の本を読み漁り、日々ねんトレに励んだ結果、趣味=ねんトレに。自分自身のねんトレ経験と子どもの睡眠問題、しつけなどについて綴ります。

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