#20 完母と完ミ、両方を経験してみて・・・

こんにちは。Nonmamaです。


現在、生後6ヵ月の次男を完母で育てています。長男の時は・・・実は完ミでした。


今日は完母と完ミ、両方経験して今思うことをお話したいと思います。


ー目次ー

1.長男の授乳期

  ー母乳は出るのに、完ミになったワケー

2.第二子は母乳に育てたい

  ー産後おっぱいを出すためにやったことー

3.母乳かミルクか、それぞれのメリット・デメリット

4.両方を経験して 

  -今だから言える「こうしておけば良かった」ー

5.まとめ


1.長男の授乳期 

ー母乳は出るのに、完ミになったワケー


「母親になったからには何とかして母乳を飲ませたい」


産後すぐの私はそう思っていました。


産後1ヵ月以内に乳腺開通マッサージを受け、更に生後3ヵ月の時にも桶谷式の母乳外来に通いました。


どちらの助産師さんからも「大丈夫よ~!たくさん吸わせれば軌道に乗るわ~♬」とお墨付きをもらいました。

しかしその言葉とは裏腹に、長男は全くおっぱいを飲もうとしてくれず、どんどんミルクの割合が増えていきました。


母乳は出ていたのになぜ飲んでくれなかったのか。


長男自身、「おっぱいが嫌い」だったんだと思います。


緊急帝王切開で出産後、NICUに4日ほど入院していた長男は、その間に哺乳瓶の乳首になれてしまったのかもしれません。



おっぱいって、吸い始めてから母乳が出てくるまでに少し時間がかかるらしいですね。


2メートルものストローを使って飲み物を吸い上げるのと同じくらいの労力が要るとも言われています。対して哺乳瓶にはそれがない。長男はおっぱいが出てくるのが待てない質でした。『トレイシー・ホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全』という本に、そういう質の赤ちゃんがいる旨の記述があります。



赤ちゃんの気質によっては、おっぱいが出ていても、母乳育児が難しくなることがある、ということです。


☟参考記事:#13 <赤ちゃんの性格>トレイシー・ホッグが提唱する5つの気質

生後4ヵ月頃まで、なんとか母乳を飲んで欲しいとあの手この手を使い、頑張りましたが、頑張ることに疲れてしまい、完全ミルクになりました。


一日何回もある授乳時間の度に飲んでくれない悲しみを味わうのがつらくなったのです。当時はまるで「ママ嫌い」と言われているかのような気分でした。


頑張ることをやめて、完ミにして、とても気がラクになったと同時に、育児を楽しむ余裕も生まれました。


ママじゃなくても授乳できるし、外出先で気軽に授乳できる。哺乳瓶を持つようになってくれれば、一人で勝手に飲んでくれるし、作る手間を除けば本当に助かることばかりでした。



2.第二子は母乳に育てたい 

ー産後おっぱいを出すためにやったことー


第一子を完ミで育てて、そのメリットを十分に感じていた私でしたが、第二子を妊娠して一番に思ったことは「母乳で育てたい」ということでした。


なぜ母乳にこだわってしまうのかというと、母乳をあげることで(赤ちゃんがおっぱいを吸うことで)「母性を感じられるから」だと思います。


正直、長男におっぱいをあげようとして嫌がられたときは「母としての自分」「女としての自分」両方を否定されたような気がして、悲しくて仕方ありませんでした。・・・少なからずとも、母乳をあげることで、子どもが自分を受け入れてくれている気分になること、それがなんとも愛おしい気分にさせてくれること、・・・母乳育児を経験した方であればお分かりになる方もいらっしゃるかと思います。



次男に初めて授乳する際はなんとも言えない緊張感がありました。


産後3日目。私のおっぱいは全く張っていませんでした。


「また哺乳瓶に慣れて飲んでくれなくなっちゃう・・・・」


焦った私はインターネットで検索しました。


「産後 おっぱい 張らない」




検索して出てきたサイトに「おっぱいを温める」というアドバイスが載っていました。

藁をもすがる思いで食事前に出される蒸しタオルを胸にあて、おっぱいを温めました。




するとその晩・・・




なんか胸がごわごわする・・・!と思い深夜に目が覚めました!




なんと・・・!




第二子にして初めて「胸が張る」という経験をしました!


長男のときも「大丈夫!母乳出てるよ!」と言われてはいたものの、ジャンジャンでるようなタイプではなく、「胸が張る」という経験はしたことがありませんでした。


びっくりするぐらい胸がカチカチで、急いでナースコールを手に取り、看護師さんを呼びました。



「おっぱいがカチカチなんです!」


・・・・!



今思うとそんなことで呼ぶなという気もしますが(;´∀`)


当時は必死でした。


来てくれた看護師さんに「少し冷やしましょう」と提案され、アイス枕を胸にあて、その晩は眠ることにしました。


そして次の日の授乳タイム。お腹が空いて泣いている次男を抱きかかえ、授乳をしようとしましたが・・・またもやうまくいきません。胸は張っているので「いける」という自信はありました。でもまだ、吸う・吸わせるの歩調が合わない感じで、うまくいきません。


看護師さんに搾乳を提案され、少し搾って飲ませることにしました。


哺乳瓶ではありましたが、ちゃんと自分のおっぱいを飲んでくれている・・・


これが私の次男への最初の授乳となりました。



搾母乳でも、これまでうまく母乳をあげられなかった私にとっては感動すら覚える出来事でした。


とても嬉しかったことを今でも覚えています。



もし、あの時、胸を温めていなかったら、もしかしたら胸が張ることはなかったかもしれません。思うように母乳が出なかったかもしれません。




今でも「あれ~あんまり母乳出てないかも」と思った時は、ホッカイロを使って温めています。そうすると血行が良くなるからでしょうか。グビグビ音を立てて飲めるぐらいの母乳が出ているのが実感できます。


産後すぐでもそうでなくても、母乳に不安がある方は一度試されてもいいかもしれません。


3.母乳かミルクか、それぞれのメリット・デメリット


私が思う母乳育児・ミルク育児のメリット・デメリットをまとめてみます。


ー母乳育児のメリット・デメリットー


①メリット

・哺乳瓶で人工乳をあげるより母性を感じられる(個人的な意見です。がんばって飲む姿がめちゃくちゃかわいい!)

・お金がかからない

・調乳の手間がない

・ミルクみたいに授乳間隔を3時間以上あけなきゃというプレッシャーが少ない

・お出かけの際、荷物が少ない・軽い


②デメリット

・食事に気を遣う(実はそんなに気を遣っていません)

・どれだけ飲んでいるかわからない(スケールで飲む前と飲んだ後を測らない限りは・・・)

・外出時、授乳場所を選ぶ(授乳室がないと授乳しずらいです)

・おっぱいが張ると痛い

・乳腺炎などおっぱいトラブルに気を遣う


ーミルク育児のメリット・デメリットー


①メリット

・飲んだ量がわかる(安心感があります)

・ママ以外でも授乳することができるので子どもを預けやすい(気分転換しやすいです)

・外出先で気軽に授乳できる(場所を選ばないので便利です)

・ビタミンKが豊富


②デメリット

・作るのが手間(液体ミルクも発売されましたが、粉ミルクは調乳に手間がかかりますね!)

・お金がかかる(おっぱいは無料ですもん(笑)それに比べたら・・・)

・お出かけの際、荷物が多くなる・重い(お湯とお白湯、両方持ち歩いていました。液体ミルクを持ち歩くのでも多少荷物はかさばりますね)

・子宮の戻りが遅くなる(母乳を飲ますことで子宮収縮が促進されると言われています)

・赤ちゃんに免疫がつきにくい


どちらも良いところもあれば、面倒だなと思うところもあります。


母乳でもミルクでも混合でも、ママと赤ちゃんにとってのベストな選択ができれば良いですね!もしかしたらそれまで1ヵ月も2ヵ月も、場合によっては私みたいに4ヵ月もかかることもあるかと思います。でもママと赤ちゃんにとってストレスのない授乳方法がみつかると、育児も幾分かラクになると思います!


4.両方を経験して

 -今だから言える「こうしておけば良かった」ー


完母と完ミ、両方経験してみて、今言えることは、


「たとえ完母でも、哺乳瓶は使えるようにしておいた方が良い」ということです!!


と言うのも、現在生後6か月の次男は完母。

哺乳瓶拒否で誰にも預けることができません。


こうなると美容室に行きたくても、ちょっと大掛かりな買い物に出かけたくても、ホントに不便!


気軽に誰かに預けることもできなければ、出先で気軽に授乳することもできず・・・。


「哺乳瓶拒否」については、うっすらと聞いて知ってはいたものの、当時完ミの私にとっては縁のない話。まさか自分の子どもがなるなんて・・・思ってもみませんでした。哺乳瓶なんて吸おうと思えば誰でも吸えるのかと思っていました。。。でも違うらしいです。次男は完全に、哺乳瓶の吸い方を忘れてしまいました。



哺乳瓶拒否にならないようにするためには、新生児の頃からずっと哺乳瓶を使い続けることだと思います。



普通、産後、看護師さんの指導の下で授乳をする際は、おっぱいを飲ませてから、哺乳瓶で粉ミルクを足すと思います。その時点で既に哺乳瓶拒否だと困っちゃうのですが、あまりそういう話は聞きません。そして、退院して母乳育児を続けたくても、赤ちゃんが哺乳瓶の吸い方を忘れないように、一日1回哺乳瓶を使うのを継続することを強くオススメします。そうすれば、赤ちゃんが哺乳瓶の吸い方を忘れることはありません。




では哺乳瓶を使うタイミングはいつにすれば良いかというと・・・


カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』で著者のジーナ・フォードが言うように、夜22時半の授乳の際に使うのがBESTだと思います。


夜22時半の授乳というのは、トレイシー式では「22時~23時の夢うつつ授乳」、その他にも「ドリームフィード」とも呼ばれます。


ここでは「ドリームフィード」と呼ぶようにしますが、赤ちゃんは、夜、18時半~19時半頃に就寝しているのが理想かと思われます。


仮に19時就寝とした場合、朝7時に起きるまで12時間あります。


新生児の場合、だいたい3時間ごとに空腹で目が覚めますので、19時頃に授乳を完了して寝かせた場合、3時間後は22時。次は深夜1時、早朝4時、そして起床時間の7時となります。


この22時・1時・4時の授乳のうち、1回を「泣いたら授乳」という待ちのスタンスではなく、夜間しっかり寝るために、泣く前に授乳してしまうのです。それがドリームフィードです。


具体的には、寝ている赤ちゃんの口元にそっと哺乳瓶(もしくはおっぱい)の乳首をあて、吸てつ反応を引き出し、ミルクを全量飲ませる、というもの。こうすることで、夜間空腹にならずに済みますし、毎晩同じ時間にドリームフィードをすることで赤ちゃんの体内時計は次第に整うようになり、母子共に、深夜たっぷり寝られるようになります。


このドリームフィードを哺乳瓶で飲ますようにすれば、どのくらい飲んだかがわかりますし(たくさん飲んだ方が長く寝られますから、飲んだ量はどれくらい寝るかの一種のバロメーターにもなります)、ママが疲れていればパパにお願いすることだってできます。


そして、赤ちゃんは哺乳瓶の吸い方を忘れずに済むので、もしママが誰かに赤ちゃんを預けたい、となった場合でも、授乳のことは気にせず、預けることができます。


もし「ドリームフィード」でおっぱいが張りすぎてしまったり、逆に、3時間に1回の乳首への刺激がないことが不安であれば、面倒ではありますが、搾乳をオススメします!


☟私はこれを使っていました!

電動でラクラク搾乳できます♬


5.まとめ


赤ちゃんの生活は「授乳」「睡眠」「遊び」の3つに切り分けることができますが、中でも悩みが尽きないのが「睡眠」そして「授乳」です。


自分にとってストレスの少ない授乳方法を選択するのがホント~に大事!


さて、これから私も次男に哺乳瓶で飲ます練習、頑張ります!(;^ω^)


★★この記事のポイント★★


① 子どもによっては、おっぱいが出てくるまで待ちきれなくて、哺乳瓶で飲むのが好きな子もいる


② おっぱいに不安がある方はおっぱいを温めてみてください。


③ 哺乳瓶はいざという時のために一日1回は使用して授乳することをオススメします!


※参考図書

ジーナ・フォード (著), 高木 千津子 (翻訳)

赤ちゃんがすやすやネンネする魔法の習慣 (PHP文庫) A・カスト・ツァーン H・モルゲンロート (著), 古川 まり (翻訳)

ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド (講談社の実用BOOK)


我が家のねんトレ挑戦記

2016年2月長男、2018年9月次男誕生。寝かしつけが世界一嫌い。夜の時間は大人のもの。ジーナ式、トレイシー式、安眠ガイド、ぐっすり本、魔法の習慣…などなど、ねんトレ関係の本を読み漁り、日々ねんトレに励んだ結果、趣味=ねんトレに。自分自身のねんトレ経験と子どもの睡眠問題、しつけなどについて綴ります。

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