#13 <赤ちゃんの性格>トレイシー・ホッグが提唱する5つの気質

こんにちは。現在4か月の我が家の次男が、長男と全く正反対の性格で、“赤ちゃんの性格・気質”というものを意識せずにはいられなくなったNonmamaです。


今日は<赤ちゃんの性格シリーズ>第2弾!!(第1弾はこちら☞#11<赤ちゃんの性格>トーマス博士の「9つの気質」


私がねんトレでお世話になっているトレイシー・ホッグ先生の著書『トレイシー・ホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全』で紹介されている赤ちゃんの気質について、皆さんにシェアしたいと思います。


自分の子どもの気質を知ることは、一日をどのように過ごすかを決める大事なヒントになります。お隣の子が難なくできることでも、子どもの気質によっては、それを行うのが難しいことがあるからです。そういう時に、親としてどう対応していくべきか、非常に参考になります。


トレイシーは「子どもの気質」を「1歳までの気質」として紹介していますが、個人的には、子どもの気質は2歳、3歳になっても大きく変化することがない、と思っています。なので我が子のイヤイヤ期にどう対応するか…、はたまた社会性を身に付ける大事な時期に親がどうかかわっていくべきか…などの参考にもなるかと思っています。


お子さんの普段の様子から、自分の子どもは何タイプに当たるのか、ぜひ考えてみてください。


トレイシー・ホッグが提唱する子どもの気質

以下は『トレイシー・ホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全』64~66ページの抜粋です☟☟☟



気質は赤ちゃんがどんな風に1日を過ごすかを決める重要な要素です。次の簡単なまとめは何年も赤ちゃんを観察して出来上がったものです。これは単なるガイドですから、全ての赤ちゃんがこの通りにしなければならないというものではありません。


エンジェルタイプ

【食事】

赤ちゃんとしてはよく食べます。与えられると新しい食物も受け入れます。

【活動】

適度に活発。赤ちゃんの時からひとりで遊べます。変化にもよく付いていきます。連れ歩くのも簡単で、人との交わりも好み、他の子が強情すぎないかぎり、おもちゃも一緒に使えます。

【睡眠】

ひとりですんなり寝付きます。生後1カ月半までには長く眠るようになります。4カ月になれば朝は2時間、午後は1時間半の昼寝をし、8ヵ月頃までは夕方に45分のうたた寝もします。

【気分】

穏やかで陽気、刺激にも極端な反応はしません。機嫌はあまり変わらず、予測が付きます。感情が読み取りやすいので親も楽です。空腹を疲れと取り違えたりしません。

【よく言われること】

「宝物」「家に赤ちゃんがいないみたい」「これなら5人育てられるわ」「本当にラッキーです」


育児書タイプ

【食事】

エンジェルタイプとよく似ていますが、離乳食はあまり急ぎすぎないほうがよいでしょう。

【活動】

適度に活発です。何でも育児書通りなので、月齢に合ったおもちゃが選べます。すぐ手を出す子もいますが、尻込みする子もいます。

【睡眠】

寝付くのに20分、これは赤ちゃんが必要とする典型的な時間です。興奮気味の場合は、もう少し落ち着かせてあげなければなりません。

【気分】

エンジェルタイプに似て、過剰反応しません。空腹やおねむのサインに気を配ってやれば、あとは落ち着いています。

【よく言われること】

「何でもぴったりその時期でした」「何か欲しがる時以外は陽気です」「手のかからない子です」


デリケートタイプ

【食事】

たやすく不機嫌になるので、お乳の出や、だっこの姿勢、室温などが原因で飲みたがらなくなります。母乳なら吸い付かせや飲むリズムに苦労するでしょう。どんな変化にも、ママの声の大きさにもびくっとします。最初は離乳食を受け付けないでしょうから、慎重に進めます。

【活動】

新しいおもちゃや人を警戒するので、新しく何かを始める時はママの助けが要ります。あまり活発ではなく、参加させるには励ましてあげなければなりません。朝のほうが神経質ではなく、集団よりも1対1の遊びのほうがよいでしょう。

【気分】

明るい照明に驚くのか、分娩室からすでに不機嫌です。神経をかき乱されやすく、外からの刺激にもすぐ反応して混乱します。

【よく言われること】

「本当によく泣く子」「ほんのちょっとしたことで泣き出します」「他人を好みません」「結局ママにしがみつくことになります」


活発タイプ

【食事】

エンジェルタイプと同じ部類に入りますが、母乳の子はいら立つことがあります。

お乳の出が遅いと待ちきれず、おっぱいから離れたりします。お乳がちゃんと出るようになるまで、哺乳瓶で補う必要があるかもしれません。

【活動】

エネルギッシュで怒りっぽく、とても活発です。どんな場面でも中に入っていき、やりたい気持ちを抑えたり、注意を払うこともありません。仲間の子たちにちょっかいを出したり、攻撃的になることがあります。午前中のほうがおとなしく参加できるので、午後の遊びは避けて落ち着かせましょう。

【睡眠】

毛布にくるまれるのが大嫌いですが、目に入る刺激は完璧に遮断してあげることが肝要です。何でも見たいし知りたいので、昼寝も夜ベッドに入るのも嫌がります。朝はあまり寝ないとしても、うまくいけば午後に長い昼寝をするかもしれませんし、それがこういう子には夜のよい眠りにつながります。

【気分】

何か欲しいとなると、いますぐでないとおさまりません!自分を曲げずに言い張りますし、かなり頑固で、喜んだり、悲しんだり、気分がすぐ変わります。体を動かすのが好きで、よくやりすぎてぶっ倒れたりします。かんしゃくを起こすと止めるのが大変です。リズムを変えるのも難しいでしょう。

【よく言われること】

「この子で手いっぱいです」「何かしらしでかします」「子どもに追い付くエネルギーがありません」「恐れを知りません」


むっつりタイプ

【食事】

我慢しません。もし母乳だと、おっぱいが出てくるまで待てません。哺乳瓶のほうがいい時もありますが、どちらの場合も長時間かかり、ママが疲れてしまうことも。離乳食には慣れにくく、また同じ食物ばかりを好みます。

【活動】

ひとりで体を使った遊びよりも何かを見たり聞いたりして遊ぶのが好きです。おもちゃ遊びや何らかの活動をしていると、邪魔されるのが大嫌いで、他のことへ移るのが困難です。

【睡眠】

なかなか寝付きません。あまり抵抗するので疲れてしまうのです。そして眠るのに自分で大騒ぎしてしまいます。ちょこちょこと45分ずつしか寝ないので、悪いサイクルが回り始めます。

【気分】

ヨークシャーではこのタイプの赤ちゃんは「空騒ぎ」していると言います。ママは赤ちゃんの感情のサインにいつも注意しなければなりません。昼寝をのがす、興奮するほどの活動、周りに人が多すぎるなど、ちょっとした変化でリズムがくずれてしまいます。きちんとした生活リズムがないと混乱し、ママの生活もめちゃくちゃになります。

【よく言われること】

「何というひねくれ者」「ひとりで遊ぶほうが好きみたい」「いつかんしゃくを起こすかと待ち受けている気がします」「いつだって自分のやり方でしなくちゃならないんです」

(『トレイシー・ホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全』64~66ページより)



親としてどう対応していくべきか


親が子どもの気質を認めることは、育児をしていく中で、また、その子が成長していくうえで、とても重要なことだと思います。子どもは母親から受容されて初めて自立できるからです。普段の食事や睡眠、遊びの中で、親として何か困ったことがあれば、こういったガイドを参考に、我が子を客観的に見てみると、問題の解決策が見えてくるかもしれません。


例えば、我が家の長男の場合。

我が家の長男は「デリケートタイプ」と「活発タイプ」と「むっつりタイプ」の混合かと思われます。いわゆる「ディフィカルト チャイルド」ですね!(笑)


まず【食事】の面。

彼がまだ赤ちゃんだった頃、彼は全く母乳を飲もうとしませんでした。母乳は確かに出るのです。助産師さんに「これなら大丈夫」とお墨付きももらっていました。が、おっぱいを咥えさせても、母乳が出てくるまで待てない!という感じで、すぐにおっぱいから口を離すんです(笑)。吸っても「すぐに」出てこないのでやたら泣いて怒っていました。全身をバタバタとさせながら…!(まさに活発!)

哺乳瓶だと吸えばすぐ出てくるけど、母乳はおっぱいを吸ってすぐに出てくるわけではないんですよね。(おっぱいを吸う、ということは2メートルのストローで飲み物を吸い上げるのと同じくらい労力がいる、というのを聞いたことがあります。)だから私は潔く母乳育児を諦めました!早々に完ミにしました!かわいい哺乳瓶などを買ったりしてミルク育児を思いっきり楽しみました!いくら私が母乳育児をしたくても彼がその気にならなければ難しいですからね。彼の気質は変えることはできません。親がそれに合わす。これに尽きます。


【活動】の面。

とにかくエネルギッシュで体を動かすことが好きです(活発タイプ)。声もでかいです(笑)。でも集団の中にドンドン入っていく、ということはあまりしないかな?どちらかというと、じろ~っとあたりを見回して、人や場所を観察して、安全なところらしい、とわかってから遊び始めます(むっつりタイプ)。それも結構な時間を要します。なので親としては、初めての場所に連れて行くのは勇気が要ります。お友達の家で少人数で遊ぶならまだしも、「赤ちゃんや子どもの集い」みたいなのには尻込みするタイプで私から離れません。かくいう私も大人数の場所は苦手なので、これは母親譲りかもしれませんね・・・(;´∀`)


【睡眠】の面。

長男は、寝ることにあまり興味がない感じでした。寝ることより、この世のモノに興味津々!といった感じでした。産院から自宅に戻ったその日から、場所が変わったことに気付いたかのように、一生懸命周囲を見ていました。そりゃ人間なので寝ないとやってられません。いつかは寝ます。親の私はねんトレオタなので、寝る時間がくると否応なく寝かされます。その時は渋々寝るのですが、寝ついた後、光や音に超~敏感(デリケートタイプ)なのです!寝ても覚めても外の世界に興味があるかのようでした。だからトレイシーも言っています。「目に入る刺激は完璧に遮断してあげることが肝要です。」(活発タイプ)と。それに従って、部屋は真っ暗・寝ているときは忍び足w。(実家では昼寝も夜寝も常に雨戸を締め完全遮光。自宅でも窓には段ボールを貼り付けその上から遮光カーテンをとりつけていました。)そして毛布にくるまるのが大っ嫌いです!(活発タイプ)スリーパーを着せて寝かせていますが、冬は暖房をガンガンきかせないと風邪を引きそうで怖いです(笑)。


(いわゆる「寝ない子」というのはこういう子のことを指すのかなぁ、と思います。「寝ない子」を寝かすには、厳しく接することが肝要だと思います。PCの「強制終了」のようなイメージです。まずは寝る環境を整えることから。寝室におもちゃはおかない、真っ暗にして何も見えなくする、添い寝の場合はママの顔も見えなくする。30分は寝たくなくてグズグズ言うかもしれませんが、それにお付き合いしてはいけません。添い寝の場合も寝たふりを決め込んで放っておきましょう。相手にすると余計に寝なくなります。今は寝る時間だと決め込んで、「強制終了」させましょう。我が家の場合は、お昼寝の時間になったら強制的に寝室に連れていき、どんなに泣いてもわめいても電気を真っ暗にし、ベビーベッドの中に閉じ込めます!それ以上、何もしません。あとはひたすら放置!ずっと泣きわめいていますが、「あぁ、かわいそう」なんて思いません。こうでもしないと寝ないので。「寝ない子には厳しく接する」。これに尽きます。起きたらスッキリした顔をしているので、本人も多分、寝る前に泣きわめいたことな引きずってません(笑))


【気分】の面。

彼の常日頃の気分・機嫌はというと、ジェットコースターのようにアップダウンが激しく、喜怒哀楽がはっきりしています。親としては、体力面もそうですが、精神的にも付いていくのに一苦労です。トレイシーが「よくやりすぎてぶっ倒れる」とはよく言ったもので、本当にそこらへんですぐぶっ倒れています(笑)(活発タイプ)。また、まわりに人が多すぎるのが苦手なようで(むっつりタイプ)、たとえばショッピングモールに長時間いるとすごく疲れるのか、いきなりワーワーわめき始めます。(「イヤだー!帰るー!」とか言って突然ぶっ倒れたり暴れたりします。)なので、人が多いところはなるべく避けるようにしています。お出掛けしたい側の親としては非常に残念ですが、出かけても楽しめないのでこれも潔く諦めます。子連れで旅行とか絶対行きたくないです(笑)。疲れるから(笑)。外で遊ばせるときは人が少ない、静かな場所なら大丈夫なので、そういった場所を選ぶようにしています。(それでも長時間は遊ばせません。)また、おもちゃ遊びや何らかの活動をしていると、邪魔されるのが大嫌いで、他のことにスムーズに移れません(むっつりタイプ)。「ご飯だよー」「お風呂行こう」と声をかけても遊びに夢中で、テコでも動きません。前もって「これやったらご飯食べようね」「これやったらお風呂だよ」と事前に言って聞かせるようにしています。


【よく言われること】

「活発」「よく動く」「常に走っている」「(自己主張や喜怒哀楽が)はっきりしている」「ひねくれ者」「へそまがり」「かんしゃく持ち」「こだわりが強い」「集中力がある」


・・・こんな感じでしょうか。


いかがでしたでしょうか。

もしかしたら初めてのお子さんの場合は、近くに比較対象になるような子がいないと、はっきりとその子の「気質」がわからないかもしれません。子連れでお出掛けすることが増えるようになると、「〇〇ちゃんところの子は〇〇だなぁ。うちはそうではないなぁ。」など、気付くようになると思います。
子どものことをよく観察し、子どもの特徴に気付いてあげることが、子どもの気質を知る第一歩かと思います。
そして、その気質に合った環境を用意してあげると、母子共にストレスが減り、育児もいくぶんかラクになるのではないかなぁと思います(*^_^*)。

ぜひ、参考にしてみてください。


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我が家のねんトレ挑戦記

2016年2月長男、2018年9月次男誕生。寝かしつけが世界一嫌い。夜の時間は大人のもの。ジーナ式、トレイシー式、安眠ガイド、ぐっすり本、魔法の習慣…などなど、ねんトレ関係の本を読み漁り、日々ねんトレに励んだ結果、趣味=ねんトレに。自分自身のねんトレ経験と子どもの睡眠問題、しつけなどについて綴ります。

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