#22【ジーナ式】<低月齢期によくある悩み>スケジュールが軌道に乗らない・セルフねんねしてくれない
こんにちは。Nonmamaです。
ジーナ式を実践するにあたり、新生児期もしくは低月齢期によくある悩みとして、
・セルフねんねしてくれない
・スケジュールが軌道に乗らない
という2つがあると思います。
もちろん私もこのような悩みは経験済み・・・。
本通りのスケジュールに沿わせてセルフねんねさせるのって、なかなか難易度高いですよね。
スケジュールに沿わせようとするとうまく寝てくれなくて寝かしつけが必要になるし、セルフねんねさせようとするとスケジュール通りにならないし・・・。
まるで負のループ!
どちらも相当なストレスになりますよね・・・。
スケジュール通りにストン!と寝てくれれば何も問題なくスケジュールをこなすことができるのですが、現実はそんなに甘くはありません。
そこでよく、「セルフねんねの習得を優先すべきか」それとも「スケジュールを優先すべきか」という議論を目にすることがあります。
今日はこの議論に対する私なりの考察を書いてみたいと思います。
ー目次ー
1. 低月齢期はスケジュールよりセルフねんねの習得を優先すべき!?
2. セルフねんねはネントレにおける最重要課題 !
3. 低月齢期はセルフねんねを覚えるのに最も適した時期 である。
4. 低月齢期に赤ちゃんにとってジーナ式スケジュールはハードすぎる!?
5. まとめ
1. 低月齢期はスケジュールよりセルフねんねの習得を優先すべき!?
「セルフねんねの習得を優先すべきか」それとも「スケジュールを優先すべきか」に関して、個人的な見解としては、
「低月齢期(0~3ヵ月頃)はスケジュールよりセルフねんねの習得を優先すべき」だと思います。
その理由は・・・
おっとここで。
理由をご説明する前に、セルフねんねの重要性について触れておきたいと思います。
2. セルフねんねはネントレにおける最重要課題!
「ひとりで寝つくスキル」を覚えること・・・これはジーナ式を含む、広義の意味での「ねんトレ」における最重要課題であると考えます。
赤ちゃんは大人より睡眠のサイクルが短く、また眠りも全体的に浅いため、どんなに眠り上手な子でも、夜中に何回か目を覚まします。そして、赤ちゃんはその度に、寝ついた方法と同じ方法で寝つこうとします。
ひとりで眠れる赤ちゃんは、寝ついた時となんら状況が変わっていなければ「また眠っても安心・安全」と認識し、ひとりで寝つくことができます。だから夜泣きになりません。
しかし、抱っこやおっぱいで寝つくことを覚えてしまった赤ちゃんは、目が覚めた時に寝ついた時と同じ状況ではないため、目覚めた時の状態を「安心・安全ではない状態」として認識し、また安全な状態で安心して眠りたいがために、抱っこやおっぱいを求め泣いてしまうのです。これがいわゆる「夜泣き」です。
夜泣きをするかしないかは、夜中に空腹以外の何かの理由で起きてしまった時に、ひとりで寝つくことができるかどうかで決まる、ということです。
そしてこの「ひとりで寝つくことができるスキル」=「セルフねんね」を習得するのに最も適している時期が低月齢期であると考えます。
3. 低月齢期はセルフねんねを覚えるのに最も適した時期 である。
ジーナ式を実践中の方の中には、
「まずはスケジュールの定着から。セルフねんねはそのうち覚えてくれるだろう・・・」
とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではないケースもありますので要注意!
ねんトレの世界では、「セルフねんねの習得は、月齢が進めが進むほど、習得が困難」というのが通説みたいです!
というのも、ジーナの言葉を借りてご説明いたしますと、「赤ちゃんは物事を関連付けて学ぶ生き物」。生後3~4週頃、それまでよりもっと活発になった赤ちゃんは、ママが赤ちゃんを寝かそうとして無意識にとっている行動を「ねんねのサイン」として覚えてしまいます。
「スケジュールに沿わせようとしたらセルフねんねができなくなって、やむなく抱っこやおっぱいで寝かしつけをした」…という経験はありませんか?(私はあります!!)
こういったことを繰り返していると、たちまち赤ちゃんは【「抱っこ」「おっぱい」=ねんね】と間違って認識してしまい、それなしでは寝られなくなってしまう可能性がある、ということです!
一度ついてしまった「間違ったねんねのサイン」は月齢が進めば進むほど、強固なものとなっていきます。半年を過ぎても1歳になっても2歳になっても、3歳になっても、「夜泣き」という形でずっと尾を引いてしまうのです。
この「間違ったねんねのサイン」を矯正するには、“セルフねんねを覚えさせるトレーニング”を実施しなければいけなくなります(ひとりで寝つくためのトレーニングは6ヵ月以上が対象となります)。それなら、低月齢のうちから・・・もっと言えば、産後すぐから、まだねんねのサインを覚えてないうちから、セルフねんねを定着させていった方が、後々大きな寝かしつけのトラブルにならずにすむ、という考えです。
4. 低月齢期の赤ちゃんにとってジーナ式スケジュールはハードすぎる!?
スケジュールよりセルフねんねの習得を優先すべきだと思う理由がもう一点。
それは、低月齢期の赤ちゃんにとってはジーナ式スケジュールはハードすぎではないか!?
という考えです。
ジーナも著書の中で何度も言及している通り、赤ちゃんは「疲れすぎる前に寝かさなければいけません」。ジーナ式スケジュールはこのことに考慮されたスケジュールとなっているはずなのですが、そもそもこのスケジュールに合わすと起こし過ぎになり「疲れすぎる」んですよね…。
例えば1週目のスケジュールを例にとってみてみると、
ジーナ式スケジュール【1週目】
7時 授乳
8時30分 朝寝開始
10時 朝寝終了・授乳
11時 授乳
11時30分 昼寝開始
14時 昼寝終了
15時30分 夕寝開始
17時 夕寝終了・授乳
18時15分 授乳
19時 就寝
というスケジュールとなっていますが、寝つくのに15分かかると考えた場合、「起きていられる時間」=1時間15分ぐらいということになりますが、実際はこんなに起きていられません…。(ジーナのスケジュール全般において、「起きていられる時間」の設定が長すぎなのでは!?と思います。)
2018年6月に発売された『ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド』では、活動時間=「起きていられる時間」は以下のようになっています。
これによると、0~1ヵ月の赤ちゃんは、たった40分しか起きてられない、とのこと。
実際問題、おっぱいを飲みながらコテンと寝てしまい、「あれ?」もう寝ちゃった・・・となる場合がほとんど・・・ですよね???。起きておむつを替えて授乳をしたら40分なんてあっという間ですもん。当然ですよね・・・。
この本の著者の愛波文氏によると、この活動時間を超えて起こし過ぎ、赤ちゃんを疲れさせてしまうと、ストレスホルモンのコルチゾールが分泌され、交感神経の活動が高まる為、眠れなくなったり、寝ついても短時間で起きてしまうというトラブルが起きてしまう、ということなんです。
実際、そうです。これは私も何回も経験済み…。
こうなるともうセルフねんねどころではなくなって、抱っこやトントン、おっぱいでなんとか
なだめて、なだめてなだめて、・・・・やっと寝た!!
起きたーーーーーー!!!!!
30分しか寝てないーーーーー!!!!
・・・となってしまうんですね。。。悲しい・・・!
故に、低月齢期は活動時間が長めに設定されているジーナスケジュールに沿わせることより、活動時間を過ぎて寝かしつけが大変になる前に寝かせてセルフねんねを促す方が、長期的に見てメリットがあるのでは!?と思う次第なのです。
ちなみに、この本には”月齢別のセルフねんねの種”なるものが紹介されていて、私も一度セルフねんねから遠ざかってしまった次男を、これ通りに寝かせてみたら、案外すんなりセルフねんねをマスターしてくれました!オススメです!
☟参考記事:#7 How to セルフねんね(昼寝Version)
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。
今日は低月齢期におけるジーナ式でよくある悩み・・・
「スケジュールを優先すべきか」「セルフねんねの習得を優先すべきか」について、私なりの考察をまとめてみました。
『ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド』の上記表によると、生後6~8ヵ月でようやく2時間~2時間30分起きていられるようになるので、ジーナ式スケジュールを実行するのが容易になってくるかと思います。
もちろん個人差はあると思います。
生後2、3ヵ月でぴったりスケジュールにハマって、セルフねんねも問題なくできる赤ちゃんもいると思います。
でももし、あなたのお子さんが低月齢期で、スケジュールがなかなか軌道に乗らない、スケジュールより早く眠そうにしている、という状態であれば、無理に起こさず、セルフねんねができるタイミングで寝かせてみてください。無理にスケジュールに沿わせようとして「間違ったねんねのサイン」を刷り込んでしまうと本末転倒ですから・・・!くれぐれもご注意ください!!
この記事とあわせて読みたい☟
※セルフねんねを優先させた結果、やはりスケジュール通りにはいかなくなったので、私はこの方法でオリジナルのスケジュールを組み立ててました☟参考記事:#17【お悩み解決】赤ちゃんの生活リズムってどうやって整えるの?
※もう既に「間違ったねんねのサイン」を刷り込んでしまったよ~!という方は、こちらの方法で矯正できます!☟参考記事:#18【お悩み解決】ひとりで寝つき、夜中に泣かずにすむようになるには~具体的なセルフねんねのトレーニング手順~
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